06月26日 15:23 ラベンダー畑のささやき

ラベンダー畑は、町の外れに静かに広がっています。

ふわりと曇った午後の空の下、ミャオ・シルヴァは柔らかいバスケットを手に、紫の小さな花たちの間をそっと歩きました。ラベンダーの香りが、しっぽにまつわる風の中に漂います。

摘み取った花は淡く濡れたように見えて、そのまま毛並みにこぼれると、思わず「くすぐったいな…」と小声がこぼれます。

静かな畑の向こう、時おり小鳥のさえずりや、蜜蜂のやさしい羽音が混じってきました。

ミャオの表情も穏やかに和らぎ、長いしっぽはゆるやかに揺れます。目を閉じてラベンダーを鼻先に寄せれば、ひとしきり深呼吸したくなりました。

「この香り、きっと帰ったらハーブティーにしよう」と、小さな幸せがそっと膨らむ午後でした。

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