風鈴の庭には、やさしい初夏の光がふりそそいでいました。枝から吊り下げられた無数の風鈴は、そよ風が通るたびに、涼しげな響きを庭じゅうに届けてくれます。
ミャオ・シルヴァは、お気に入りの小さな木のテーブルに座り、ハチミツ入りのハーブティーをゆっくり味わっていました。陽射しはやわらかく、しっぽの先に当たると、少しだけくすぐったい感触がします。
庭の隅を歩く小さな鳥の影や、葉っぱを泳ぐ光の粒まで、すべてが穏やかな午後の一部。ミャオは耳をぴくぴくさせながら、時おりお気に入りの音色にしっぽをぴょんと跳ねさせました。
お茶の温かさと涼風、そして重なり合う無数の鈴の響きと。小さな幸せが、今日もまた静かに胸の中に広がります。

コメント