06月19日 07:05 雨音と毛糸のあさ

薄くしとしととした小雨が、ルナ・ティレルの石畳をやさしく叩いています。ミャオ・シルヴァは、ふわふわのしっぽと耳をカラフルな傘の下に収めながら、星影通りの雑貨屋へ向かいました。

雨の日特有の澄んだ空気の中、足元には小さな水たまりが広がり、ふわりと甘いパンの匂いが道の先から漂ってきます。朝の静けさを味わいながら、ガラス越しに見えるカラフルな毛糸玉やボタンたちに心がわくわくしました。

棚に並ぶ新しい手芸糸をひとつひとつ手に取り、色や柔らかさを確かめている間、店内には小鳥のさえずりと店主のあたたかな挨拶が響きます。

傘の水滴が虹色に光る、雨の朝。ミャオの瞳もキラリと輝いていました。

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