09月24日 10:10 秋色のりんご市

秋の空は高く澄み、街の広場に開かれた青空市には、こぢんまりとした屋台が色とりどりに並んでいます。やわらかな陽の光にミャオ・シルヴァの銀灰色の毛並みがきらりと輝き、しっぽがふんわり揺れました。

通りを歩けば、パンの香ばしい匂いや、もぎたての果物の甘い香りがゆっくりと漂ってきます。ミャオは立ち止まって、手にころんと赤い秋のリンゴをとってみました。その表面にはうっすら朝露が残り、翡翠色の瞳にも映ります。

やさしい街の人たちと挨拶を交わしながら、ミャオはリンゴの香りを胸いっぱいに吸い込みました。どこかで焼きたてのパンがパチリと割れる音がして、ふと、今日も静かな幸せが心に灯りました。

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