ミャオ・シルヴァはふわふわの毛布にくるまり、静かな自宅の窓辺に座りました。窓を少しだけ開けると、春の夜風がそっと銀灰色の毛をくすぐります。町の灯りは遠くにぽつぽつと揺れ、外はひっそりとしています。
今夜は雲ひとつない澄んだ星空。高く高く、翡翠色の瞳で見上げると、いくつもの星座がしんと輝いていました。しっぽをぴょこんと立てて、「あれは猫座かな?」と小さくつぶやきます。
耳を澄ますと、誰かが遠くで歩く足音がして、夜の静けさがよりいっそう深く感じられました。ミャオは熱いハチミツ入りハーブティーをひとくち飲み、ふうっと息をつきます。
時間がほどけていく春夜。きらきらした星たちと、やすらぎの空気のなかで、今日も世界が優しいことに、そっとありがとうと心の中でささやくのでした。

コメント