春の午後、町の南は穏やかな陽射しに包まれていました。ミャオ・シルヴァはお気に入りの木造の本屋へ足を運びました。店先には淡い花が並び、窓をそよそよと春風が通り抜け、レースのカーテンがふわり揺れます。
本棚の間にすっぽり座りこみ、ミャオは翡翠色の瞳をきらきら輝かせながら、分厚い昔話の絵本を広げました。頁をめくるたびに、インクの香りとほんのり木の香りが混じり、心の奥がほっとほどけていきます。
外からは、子どもたちの笑い声や遠くで鳴く鳥のさえずりがかすかに響いてきます。柔らかい日差しをしっぽでたっぷり感じながら、ミャオはゆっくり絵本の世界に旅立ちました。今日もまた、小さな幸せを見つけた午後です。

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