地面はまだひんやりとして、夜の名残の淡い霜が草の先にキラキラ残っています。ミャオ・シルヴァは、ふわふわの手袋越しにそっと草を撫で、小さな霜の粒ひとつひとつを真剣に眺めました。
ひとつは星のかけらのように光り、ひとつは丸い涙のようにころんと転がって、太陽の光があたり始めると、ほんのり虹色にゆらめきます。その美しさに、シルヴァの翡翠色の瞳は、いつもより大きく輝いていました。
空は澄み切っていて、遠く小鳥たちの声も澄みやかに響きます。しっぽをふわりと立てて、シルヴァは深く息を吸い込みました。かすかに朝の土と草の香りがして、今日の始まりが優しく心に染みこみます。
「こんな朝も、素敵だな」と、にっこり微笑むシルヴァ。草原の静けさの中で、春を感じ始める一日が静かに始まるのでした。

コメント