02月08日 19:35 雪夜の童話とハーブティー

窓の外では、白くやわらかな粉雪がしんしんと降り続いています。ルナ・ティレルの街は雪明かりに包まれ、どこか遠い世界にいるような静けさです。

ミャオ・シルヴァはふかふかのクッションに寄りかかり、柔らかな毛布を肩にまといながら、一番好きな童話集を膝の上で開きました。ティーカップからはハチミツの甘い香りがふわりと漂い、温かな湯気がほんのり翡翠色の瞳に映ります。

ページをめくるたび、豊かな物語の世界が広がり、外の雪音とページを繰る音だけが優しく部屋を包みこみます。シルヴァの長いしっぽも、心地よさにつられて静かに揺れました。

「雪の夜は、物語とお茶と…それだけで、幸せだな」──そんな小さな幸せに包まれて、ミャオ・シルヴァの夜は静かに更けていきます。

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