01月22日 19:05 霧と三日月の丘で

丘の上の空には、細い三日月が白く沈み、星たちがそっと瞬いていました。ミャオ・シルヴァはゆっくりと霧の丘を歩きます。西風がやさしく毛並みをなで、鼻先には草と湿った土の混ざり合う香りが届きました。

食後のあたたかさが体からじんわりと広がる中、夜の静けさに耳を澄ませば、ときおり小鳥が羽をふるわせる微かな音が響きます。しっぽをふわり揺らしながら、ミャオは深呼吸をひとつ。外の空気には冬の夜だけに感じられる澄んだ冷たさと、しっとりした優しさがありました。

霧が足元を包み、不思議と心もゆるりと解けていきます。ミャオはきゅっとマフラーを首もとに巻き直し、「今日も素敵な夜だな」とひとりごと。丘の上でひとしきり空を眺め、そっと帰り道につくのでした。

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