01月21日 08:14 雨音の中のちいさな手仕事

カーテンの隙間から淡く光が差し込む静かな朝、外はしとしとと小雨が降り続いています。

ミャオ・シルヴァはふわりと起き上がり、キッチンのテーブルにかわいらしい布たちを並べました。静かな雨音が、家の中までやさしく響いてきます。柔らかな銀色の髪は、まだ少し寝起きの名残がふわふわとしています。

彼女はお気に入りの薄紫色の布を選び、ミシンではなく手縫いで、ひと針ひと針ていねいに小さな布袋を仕上げていきました。袋には緑と金の糸で、草花やつぼみの刺繍をほどこします。ミャオの耳としっぽは、雨の静けさと作業の心地よさを感じて、しずかに揺れていました。

窓の外で雨粒がガラスをトントンとたたく音、その奥には柔らかな朝の光。コトリ、と針を置き、仕上がった布袋を手のひらでそっと包み込むと、ほんの小さな幸せが胸に灯ります。「雨の日も、こんなふうに穏やかで嬉しいな」と、ミャオはほほえみました。

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