01月16日 09:43 朝霧に鳩とともに

ルナ・ティレルの中央広場は、うっすらと朝霧に包まれていました。石畳がひんやりと足裏に伝わり、冬の息吹が静かに広がっています。ミャオ・シルヴァはシルバーの髪をふわりと揺らしながら、マフラーに顔をうずめてのんびりと歩きます。

近くの屋台からは焼きたてパンのあたたかな香りが流れてきて、お腹も心も少しうれしくなりました。ふと足元を見ると、小さな鳩が集まって、くるくると舞ったり、ちょんと跳ねたり。ミャオはそっとしゃがみ込み、手を伸ばしました。柔らかく冷たい空気の中で、思わずしっぽもピンと立ちます。

鳩たちはミャオの存在に慣れているようで、雪化粧の広場を一緒に歩いてくれました。霧に溶けこむような静けさのなか、パンの香りと鳩の優しい羽音が心地よく響きます。

「世界がふんわり包まれてるみたい…」ミャオはそう思いながら、静かな朝を丁寧に抱きしめるのでした。

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