01月08日 16:48 夕暮れのベランダとあたたかい一杯

ベランダに出ると、空は薄い雲でほんのり灰色に染まり、冬の夕暮れが静かに街を包んでいました。ミャオ・シルヴァはお気に入りのマグカップにハチミツ入りのハーブティーを注ぎ、両手でそっと包み込みます。手元から立ちのぼる柔らかな湯気とハーブの香りが、ちょっぴり冷えた頬を優しくあたためてくれるようです。

空をゆっくり見上げると、数羽の鳥たちが列になって北の方へ飛んでいきます。大きな翡翠色の瞳でその姿を静かに追いかけ、時おりしっぽがぽふりと動きます。羽音はほとんど聞こえず、街も静かで、ただ遠くで風が低くうなる声だけが時折流れてきました。

「また明日も、この窓から景色を見てみよう」そんな小さな決意が胸に満ちて、ミャオ・シルヴァは忙しい世界をほんのひととき忘れ、心ゆくまで静かな夕暮れを楽しみました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました