01月07日 14:17 風鈴の庭のお昼どき

風鈴の庭には、淡い雲が空をゆったり流れる午後のやわらかな光が射し込んでいます。

ミャオ・シルヴァは足音を潜めて、並んだたくさんの風鈴の下へやってきました。ふいに吹く優しい冬の風が、天井で小さくたわむ枝先を撫で、リン、と透明な音が重なり合います。

色つきガラスや、小花の陶鈴、どれも違った音色。ミャオ・シルヴァは銀灰色のしっぽをすこし高く伸ばし、小さな木陰に腰掛けました。足元には落ち葉が静かに重なり、ほんのり土の匂いが混じります。目を閉じると、冷たくて澄んだ風の向こうで、音がそっと集い、庭いっぱいに広がりました。

大きく息を吸い込み、小さな幸せを胸にためると、ミャオ・シルヴァはしばらくその静けさに包まれていました。

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