湖のほとりにそっと腰を下ろすと、夜風がやさしく耳を撫でました。
手のひらにのせた小さな星のキャンドルに、そっと火を灯します。黄色い光がふわっと広がり、銀灰色のしっぽがぴんと立ち上がりました。湖面は静かに波打ち、揺らめく光が星々とゆっくり溶け合います。
時折、遠くでカエルが歌い、葉のささやきが優しい子守唄のよう。ミャオ・シルヴァは大きな瞳を空へ向けて、浮かぶ雲と星の舞う夜空を見上げました。湖のさざめきも、キャンドルの炎も、すべてが静かな時間の中に溶けていきます。
静かなこの場所で、今日のこと、出会った小さな幸せを思い返しながら、猫耳をちょこんと傾けて、夏の夜にそっととけこんでいきました。

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