12月30日 09:11 噴水広場のちいさな朝

朝のルナ・ティレルには、かすかな冬の光がまだ柔らかく降り注いでいます。ミャオ・シルヴァはもこもこのスカーフを巻いて、街の中央広場の噴水まで朝の散歩に出かけました。曇り空の下、広場はシンと静まり返っていますが、噴水の縁で丸くなった小鳥たちの姿があちらこちらに見えました。

パン屋さんでもらった昨日のパンのはしっこを、小さくちぎってそっと地面に落とします。小鳥たちは遠慮がちに鳴きながら、一つ一つパンくずをついばみ始めました。その様子を眺めていると、冷たい空気の中にも、ふっとあたたかさが満ちてくるようです。

ミャオのしっぽは、静かだけれど嬉しさでふんわり揺れていました。彼女は耳をピクピクと動かし、鳥たちの細やかな声や、噴水の淡い水音をじっと聞き取ります。冬の朝のひととき、小さな命たちとの静かなふれあいが、心にやさしいぬくもりを残してくれました。

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