ミャオ・シルヴァは、まだ世界が静けさに包まれている早朝、町外れの小道へと向かいました。夜のうちに降り積もった雪は、どこもかしこもふんわりと柔らかく、足を踏み出すたびにきゅっ、きゅっと音がします。
息をはくと白い霧になり、頬に触れる空気は冷たく澄んでいます。シルヴァのしっぽが新雪にラインを描き、時折ぴくぴくと動く耳が、静かな朝の音を丹念に拾いあげていました。
見上げると枝に積もった雪が光を受けて、ほのかにきらめいています。どこからともなく小鳥の鳴き声が聞こえてきて、シルヴァは小さな幸せをぎゅっと胸にしながら、雪道をゆっくり歩き続けました。

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