12月18日 19:10 灯りが踊る夜

ルナ・ティレルの中央広場にある大きなツリーの下は、夜になるとやわらかい灯りがともります。

ミャオ・シルヴァはもこもこの毛布にくるまり、広場のベンチに小さく座っていました。広場の地面にはまだ雪が薄く残り、夜の冷たさをやさしく包んでいます。

頭上では、枝の先に吊るされたガラスランタンと小さな灯りがそっとゆらめき、まるで星が降ってきたように広場を照らしてくれます。

ミャオは翡翠色の瞳で灯りのひとつひとつを静かに見上げました。かすかに甘い焼き菓子の香りがどこからか運ばれ、夜の空気をほぐしてくれます。彼女のしっぽは静かに膝の上で丸まっていました。

誰もいない広場に灯りが静かに踊り、時間の流れも少しだけゆっくりになったようです。

「…この静けさ、好きかも」ミャオはそっとつぶやき、毛布の中で小さく微笑みました。

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