冬の終わりが近づく町外れの小川。やさしい夕暮れが、雲越しに静かに町を包み込んでいました。
ミャオ・シルヴァはふんわりと銀灰色のしっぽを揺らしながら、小さな小川の岸辺を歩きます。水は澄み、静かに流れ続けていました。浅瀬では石の下から、冬を越そうと小さな魚が時折影を見せます。
耳をぴくぴくさせて、小川のせせらぎや、遠くから聞こえる町の鐘の音にそっと心を預けます。冷たい空気の中にも、しっとりとした落ち葉の香りが混じり、またひとつ、紅く乾いた冬の葉っぱを拾い上げました。
夕陽がほんのり頬を染めてくれて、そばに生える細い草や、低く枝を広げた柳も、長くのびる影で静かに語り合っているようです。シルヴァはしばらく、落ち葉となった冬の贈り物たちと、新しい季節の足音に静かに耳を澄ますのでした。

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