10月29日 08:36 湖畔の朝もやと小さな幸せ

ティレル湖の水面は、朝の薄霧に包まれて静かにきらめいていました。ミャオ・シルヴァはふわふわのショールを肩に羽織り、湖畔の丸い石に腰掛けています。冷たい空気の中でも、やさしく手にしたカップから立ち上るハーブティーの蒸気が心地よく、鼻先をくすぐりました。

ゆっくりと深呼吸をすると、朝もやと水辺の香りが胸いっぱいに広がります。しっぽがふんわりと膝に絡み、耳が霧の中の小鳥のさえずりにそっと動きました。遠くで水をはねる小魚の音、朝露が葉を伝うかすかな音。すべてが静けさと調和し、世界はまだ目覚めかけているようです。

ミャオはカップを手の中で少し転がしながら、小さな幸せをひとつずつ集めているような朝を楽しみました。霧がゆっくりと晴れて、少しずつ湖面が明るくなっていく様子も、なんだか嬉しいことのひとつでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました