ふかふかの毛布に埋もれたまま、ミャオ・シルヴァはゆっくりと目を覚まします。冷たさの残る空気に、銀灰色のしっぽがぴくりと反応し、耳は時おり霧のむこうからかすかに響く小鳥のさえずりにぴくぴくと動きました。
まだ街が目覚める前、窓の外には静かな淡い霧が漂い、家々や遠くの丘までもが優しい蒼灰色に包まれています。その幻想的な光景を見ながら、ミャオはゆっくりとハチミツ入りハーブティーを両手で抱え、静かに一口、また一口と舌先に甘さを運びます。
時間がゆっくり流れる朝。ミャオは自分の心もその空気となじませるかのように、ただ静かに毛布に包まれ、あたたかな湯気と霧の景色、そして遠くの小鳥の歌に耳を傾けていました。穏やかな冬のはじまりの朝が、静かに、けれど確かに動き出しています。

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