カーテン越しに差し込むほのかな朝の光。ミャオ・シルヴァは寝ぼけ眼をこすりながら、ふわりとベッドを抜け出しました。耳の先に冷たい空気が触れ、しっぽをキュッと巻きます。今日は町はずれのハーブ畑まで、しっとりと霧に包まれた小道を歩くことにしました。
小道の石畳には朝露が淡く光り、足元からほんのり冷たさが伝わってきます。霧は静かに漂い、遠くの景色を雪のようにぼかしています。それが不思議と落ち着くのです。ミャオはじっと立ち止まり、何度も深呼吸します。ハーブたちの優しい香りが霧の中に溶け、鼻先にふんわりと届きました。
畑のセージやローズマリーについた水滴が、雲間から差し込むやわかな光でキラキラと踊っています。静けさの中、ミャオはこの朝のひとときをじっくりと心に刻みました。しっぽがぴょこんと嬉しそうに跳ねました。

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