11月21日 16:15 栗パンと茜色の帰り道

星影通りにある小さなパン屋から、ほんのり甘い栗の香りが漂っていました。ミャオ・シルヴァは大きなマフラーを首にふんわり巻きつけ、そっと扉を開けます。焼きたての栗パンを手に外へ出ると、空がやさしい茜色に染まっていました。

店先のベンチに腰かけると、冷たい風がふっと毛並みに触れ、しっぽがぴょんと揺れます。パンのあたたかさが両手に伝わり、小さな幸せで胸が満たされました。街の灯りがぽつぽつとともり始め、パンをひとくち頬張ると、栗のほっくりした甘さが広がります。

焼きたてのパンと、夕焼けの光と、ひんやりした風――静かな幸せは、今日も星影通りでやさしくほほえんでいました。

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