10月29日 17:13 かぼちゃクッキーと金色の夕暮れ

月読通りの夕暮れは、ゆっくりと金色に染まります。ミャオ・シルヴァは小さなベンチに座り、ふわふわのしっぽで膝を包みこみながら、空を見上げます。柔らかな秋風が頬をなで、遠くでカラスが一声鳴いてから静けさが戻りました。

ポケットから取り出したのは、自分で焼いたかぼちゃクッキー。香ばしい香りがふわりと漂い、手のひらに小さな幸せが広がりました。クッキーをひとくち頬張ると、サクッと優しい音がして、甘みとほのかなスパイスの風味が広がります。その味に、しっぽが自然と嬉しそうにぴょんと跳ねました。

空は茜色から紫色へと、とろけるように変わっていきます。風の音と、クッキーのあたたかな残り香、そしてどこか懐かしい夕暮れの空気。ミャオは、また一つ今日を好きになった気がしました。

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