ふわふわの銀灰色のしっぽを揺らしながら、ミャオ・シルヴァはティレル湖のほとりへやってきました。周りの木々は秋めいた色に染まり、湖面には雲がやさしく映り込んでいます。
心地よい陽射しと、冷たくも優しい秋の風。岸辺に座ると、すぐそばで小さな葉っぱがくるくると舞い降りました。ミャオはスケッチブックを膝にのせ、翠色の瞳でゆっくりと景色をなぞります。
カモがゆったりと湖を渡り、遠くで水面がきらりと光ります。筆先が紙の上を静かにすべり、湖と空と季節の香りがやわらかさの中でひとつになります。
優しい午後、時間がほぐれてゆくような感覚。ミャオは静かに微笑みました。

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