10月06日 07:47 朝靄と風鈴の庭

柔らかな朝靄が、世界をやさしく包む時間。ミャオ・シルヴァはふわふわのしっぽを小さく揺らしながら、風鈴の庭をそっと歩きました。朝の空気はほのかに冷たく、彼女の銀灰色の耳もぴくぴくと反応します。

庭には、色とりどりのガラス風鈴が枝に下がり、静かな風が通るたびに、鈴の音が遠くまで澄んで響きます。その音色は秋の始まりの空気と溶けあい、透明でやさしい旋律となってミャオの心をそっと包みます。

「ちりりん、ちりりん」──銀色の朝に溶けるように鳴る音をききながら、ミャオは庭のベンチに腰掛け、深呼吸しました。ひんやりとした木の感触。風鈴の涼やかな音。

「今日も、素敵な一日になりそう。」そんな予感が、そっと胸に芽生えます。

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