09月24日 17:08 秋風とハーブ畑の夕暮れ

小さなハーブ畑は、町のざわめきが遠くに感じられるほど静かでした。空を覆うやわらかな雲に透けて、夕暮れの光が畑を淡く照らします。

ミャオ・シルヴァはしっぽをふわりと揺らしながら、ラベンダーとカモミールの茎をそっと両手で包み、香りを胸いっぱいに吸い込みました。秋の風が、銀灰色の髪としっぽの毛先をやさしく撫でます。

ひと房ずつ丁寧に摘みながら、ミャオは摘んだばかりの草花のやさしい手触りや、土のぬくもりにこっそり微笑みました。遠くで風鈴の音が鳴り、時折小さな葉っぱが舞い落ちます。

帰り道は、バスケットに摘み立てのハーブを入れて。今日はこの香りで、温かいハーブティーでも淹れようかなと、ミャオは心の中で静かに考えました。

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