午後の雲は、まるでふわふわの綿あめのように空に浮かび、やわらかな光が街に降りそそいでいました。
ミャオ・シルヴァはルナ・ティレルの郵便小径をゆっくり歩きます。両手には薄い水色の封筒。遠くの旅人から届いた、小さな便りです。やや曇った空の下、シルヴァのしっぽはわずかに揺れ、耳が期待にぴくりと動きました。
そっと便りを開くと、中には可愛らしい秋の葉っぱが一枚添えられていました。ふわりとインクの優しい香りが漂い、手のひらに言葉が温かく広がります。
「どこか遠くの風も、ちゃんとここへ届くんだな」
曇り空の下でも、心の中にそっと光が差すひととき。郵便小径に落ちる柔らかな葉の音が、静かな喜びをそっと祝福してくれました。

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