08月27日 21:05 月映る湖のほとりで

ティレル湖のほとりは、夜になると魔法みたいに静かになります。今日は雲ひとつない夜空で、涼しい風が長いしっぽをやさしく撫でていきます。

湖の水面には満月が丸く映り、揺れるたびに銀色の波模様がきらきらと広がりました。ミャオ・シルヴァは小さな石に腰掛けて、耳をぴくぴくさせながら、時折そっと湖に映る自分の影をのぞき込みます。

湖畔にはほのかに蓮の甘い香りがただよい、遠くで夜鳥のさえずりが響きました。静かな水音に心がほどけて、思わず小さくあくびをひとつ。

「こんな夜は、不思議な夢が見られそう…」しっぽがふわりと跳ねました。

夜の湖は、やわらかな静けさに包まれ、ミャオ・シルヴァの心も穏やかに満たされていきました。

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