小さな菜園にも、晩夏の名残がゆっくりと色づいていました。
ミャオ・シルヴァはふわふわのしっぽをゆっくり揺らしながら、赤紫に染まる空の下、まだ温かな土をそっと踏みしめます。指先で触れたトマトの実は、ほのかに夕日が映ったような色。摘み取るたびに、青いバジルの葉の香りが、さわやかな風に乗ってふんわりと届きました。
ときどき耳をぴくぴく動かしながら、遠くで小鳥のさえずりも聞こえます。どこかで誰かが家路に急ぐ足音。静かなひとときに、自然と調和している安心感がじんわり広がります。
すべてをかごに入れて、ふと立ち止まりました。肌に触れる風が、ほんのりと秋の気配を運んできました。

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