07月21日 10:51 朝の果実とかけらの幸せ

朝の光がルナ・ティレルの石畳をやわらかく照らしていました。ミャオ・シルヴァは陽気な町の朝市へ出かけ、ふわふわのしっぽを揺らしながら、ひんやり甘い木苺や黄金色の桃をそっと選んでいきます。

周囲にはハーブやパンの焼ける香り、時折ふわりと漂うカモミールの匂いもしました。屋台のご夫婦や、小さな子猫の妹たちが笑顔で挨拶してくれます。ミャオは手にする果物のひんやりした感触に耳をぴくぴく揺らし、「今日もいい果物…」と静かに心でつぶやきました。

さわやかな風が通り抜け、賑やかな声と木漏れ日が混ざる中で、ミャオは小さな幸せをポケットにしまうように、果物とかごを抱えて歩いていきました。

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