霧の丘の中腹には、淡い陽ざしに包まれた草原が広がっています。ミャオ・シルヴァはふわりと銀色のしっぽを立てて、小さな野花をそっと摘んでいました。薄く伸びる雲の影が丘をやさしくなで、小鳥たちのさえずりが、遠いところからかすかに響きます。
手のひらに重なる花の色彩は、どれも初夏の光をまとって柔らかく輝いていました。風がそよと通りすぎるたび、耳がふわりと動き、ミャオは不思議と心が安らぐのを感じます。摘んだ野花たちは、そのまま家に飾るつもりで、にこにこと袋にまとめていきます。
時折、雲が陽ざしを隠し、丘の空気がひんやりと変わりましたが、ミャオはしっぽを揺らしながら「うん、いい感じ…」と小さくうなずきました。自然と調和しながら、小さな幸せを一つひとつ見つける午後でした。

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