ミャオ・シルヴァは、春の午後、月読通りをおさんぽしました。陽がやわらかに町角を照らし、道沿いの花壇には可憐なつぼみが微笑んでいます。ふんわりと暖かな風にしっぽがやさしく揺れました。
ふと、窓辺に虹色のガラスが輝く雑貨屋に目を惹かれ、扉をそろりと開けてみました。店内には焼きたてパンのようなあたたかな香りと、木の棚に並ぶたくさんの小物たち。中でも、春の光を受けてきらめく猫の形のキャンドルが目をとめました。
まるでこちらに話しかけてくるように愛らしく、そっと手にとってみると、なめらかな蝋のぬくもりに心がほっこりしました。窓辺には春の光がふわりと差し込み、ミャオはそのやさしさに心も体もぬくぬくになったのでした。

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