02月19日 20:14 ガラスの猫と静かな夜

月影通りの雑貨屋には、今夜もしんと静かな時間が流れています。

ミャオ・シルヴァは、やわらかな灯りに照らされたショーウィンドウに並ぶ色とりどりのガラス細工を、きらきらとした眼差しでじっくりと見ていました。静かな通りに漂う、ほんのりと甘いハーブキャンドルの香りが、ふわりと鼻先をくすぐります。

外の空気は冷たく澄んでいて、硝子窓に時おり自分のしっぽが映るたび、内心くすぐったくなってしまいます。店内には小さな鈴の音が時折響き、夜の静けさとどこか不思議な安らぎが心に広がっていきます。

シルヴァは、雪の結晶のような小さなガラスの猫をそっと手に取り、光にかざしてみました。その透き通る輝きが、今夜の静けさにぴったりだと感じて、耳をぴくぴくさせながら微笑みます。日々のささやかな幸せを、こうして静かに見つける夜です。

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