02月11日 19:25 星降る湖畔の見張り塔

ミャオ・シルヴァは寒さにそっと毛布を纏いながら、ティレル湖の見張り塔の螺旋階段を一歩ずつのぼっていきました。扉を開けて外に出ると、塔の上には静かな夜気が広がっています。湖面は冬の闇に溶け、風は弱く、ただ星々の瞬きが空と湖を優しく結んでいました。

シルヴァの耳は小刻みに動き、夜のかすかな音を捉えます。どこか遠くでフクロウが羽ばたく音。じんと澄んだ空気に包まれながら、彼女はしっぽをふんわりと揺らし、静かに息をつきました。

城下町の灯りが湖面にちらちら映り、時々、塔の下を通る風が小さく彼女の頬を撫でます。星座をたどるうちに、心もほぐれていきます。「星って不思議…こんなに寒いのに、あたたかい気持ちになるんだね」と、ふんわり微笑むのでした。

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