朝の光がやさしく差し込むルナ・ティレルの北はずれ、静かな小道を抜けた先に、小さなハーブ畑がひっそりと広がっています。ミャオ・シルヴァは、ふわふわの銀灰色のしっぽをゆらしながら、足元の霜を踏みしめて畑へと向かいました。
空は雲ひとつない青空、朝の空気はきらりと冷たく、吐く息さえも白く輝きます。ミャオは指先でミントやタイムの葉をそっと撫で、冷たい霜がとけていく感触と、ほのかな緑の香りを胸いっぱいに吸い込んでみました。
葉についた小さな氷の粒が、朝陽を受けてキラキラと光っています。それを見てミャオの翡翠色の瞳も、自然とほころびます。「今日もこの世界は、きらきらしてる」と心の中でそっとつぶやきながら、冬の朝の贈り物を静かに味わいました。
誰もいない畑に、遠く小鳥たちのさえずりが重なり、やわらかな静けさが広がるひととき。ミャオ・シルヴァのしっぽは嬉しそうにふわりと跳ねていました。

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