01月06日 07:57 霧の朝、月読通り

ミャオ・シルヴァはほんのり眠たい目をこすりながら、ふわふわのマフラーを巻いて、月読通りへと足を向けていました。

朝の街はしんと静かで、どこか夢の続きを歩いているようです。白い朝霧が低く流れ、石畳の上を淡くたゆたいます。銀灰色のしっぽがくるりと揺れるたび、霧の粒がきらりと光りました。

遠くからパン屋の窓明かりがうっすらと見えて、どこからか甘い香りも流れてきます。ミャオは冷たい空気を胸いっぱい吸い込むと、耳の先にひんやりとした感触を覚えました。目を閉じると、鳥たちの優しいさえずりや、誰かが薪を割る音が小さく響いています。

「今日もまた、静かでやさしい朝が訪れたんだな」と、ミャオはゆっくりと歩を進めます。その歩みは、静かな世界にほんのり新しい息吹を届けているようでした。

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