ミャオ・シルヴァは、ふわりと金色に光る冬の陽射しが差し込む窓辺に腰をおろし、両手でほかほかのハーブティーのカップを包みました。外の空気は冷たく澄んでいるけれど、窓越しの陽だまりはやさしく穏やかに部屋をあたためてくれます。
銀灰色のしっぽが丸くなり、大きな翡翠色の瞳が童話集の文字を静かに追いかけます。ページをめくるたび、ほんのりハチミツの香りとハーブのやわらかな香りがふわりと広がります。
外では小鳥が枝でさえずり、雲ひとつない青空が広がっています。時折、耳がぴくりと揺れて、遠くを流れる風の音や、誰かが雪道を歩く音がそっと耳元に届きました。
ミャオは、何もかもがきらめくように感じて、「うん、今日は特別いい日かも」と小さくつぶやきます。ゆっくりとした朝の時間が、心にも身体にもやさしくしみ込んでいきました。

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