12月02日 16:39 凛とした風鈴の調べ

冬の陽が優しく射す午後、風鈴の庭には澄んだ空気と柔らかなまどろみが広がっていました。

ミャオ・シルヴァは、薄い銀色の毛布を膝にかけて、木漏れ日が降り注ぐ長椅子にそっと腰かけます。あたりには、枝先に吊るされた無数の風鈴がきらきらと揺れ、風に吹かれて澄んだ音色を奏でていました。その音は、庭じゅうにまるで透明なリボンのように流れ、とても心地よく響きます。

温かいハチミツ入りハーブティーから立ち上る香りに、ミャオ・シルヴァはほっとひと息。銀灰色の耳がぴくりと揺れ、しっぽもゆっくり揺れるたび、小さな幸せが胸に灯ります。

静かな午後に染みわたる風鈴の音と、冬の日差しのうららかさ。世界はただ静かで、美しい調和に包まれているのでした。

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