12月19日 14:41 雪の書庫で

書庫の窓辺には、やんわりと白い雪が舞い降りていました。古いレンガを積み上げたこの書庫は、いつもほんのり暖かくて、紙とランプの火の香りが溶け合っています。

ミャオ・シルヴァは分厚い毛布にくるまりながら、膝に開いた童話集を静かに読み進めていました。ページをめくるたび、しっぽが小さく揺れ、耳はぴくぴくと物語の世界を感じ取ります。

外からは時折、風が窓ガラスにそっと触れる音がします。遠くで誰かの足音が通り過ぎ、また静けさが戻る。このひととき、ミャオは文字ひとつひとつの響きを、心の中でそっと味わうのでした。雪の午後、書庫の奥で過ごす時間は、ふしぎと温かい魔法に満ちていました。

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