10月21日 20:26 霧夜の灯り

ミャオ・シルヴァはふわふわのマフラーを首に巻き、小さな見晴らし台へと足を運びました。

夜の霧はしっとりと丘を包み込み、彼女の毛並みに細かな水の粒がやさしく降りかかります。銀灰色のしっぽが霧の中でゆっくりと揺れ、静けさに耳を澄ませば、遠く町から漏れる灯りが、まるで夜空の星のようにまたたいて見えました。

霧ごしに灯る温かな光は、まわりの静寂と調和してとても穏やかです。ミャオは深く息を吸い込んで、ほんのり冷えた空気と、しっとりとした夜の匂いを胸いっぱいに感じました。そして、宝物のように静かなこの時間が、いつまでも続きますようにと、そっと祈りました。

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