丘へと続く道は、小さな金色の葉と秋草の香りにあふれています。ミャオ・シルヴァはふわふわのしっぽを揺らしながら、ゆっくり歩を進めていました。
空には高く薄いうろこ雲が広がり、風はやさしく耳を撫でます。ミャオは足元の草むらで、小さな虫たちが話している音に耳を澄ませて、思わずうっとりと微笑みます。
しばらく歩くと、丘のてっぺんから見下ろす街の屋根が、やわらかな光に照らされてきらきらと輝いていました。ミャオは立ち止まり、深呼吸します。鼻先に届く秋の土と野の実の匂い。季節の移ろいを静かに感じながら、ミャオは幸せな気持ちでいっぱいになりました。
丘の上には少し早い秋風が吹き、銀灰色の毛並みがそよそよとなびきます。空を見上げたミャオは、静かに目をつむり、時間の流れにそっと身をゆだねました。

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