09月05日 18:16 夕暮れの風鈴庭園で

風鈴の庭は、夕焼け色に静かに染まっていました。風がそっと頬を撫でるたび、澄んだ音色が空気を揺らします。

ミャオ・シルヴァは長いしっぽをベンチに丸め、やさしい秋の風と音楽に包まれながら、遠くの雲の流れを眺めていました。耳を澄ますと、庭いっぱいに広がる小さな鈴の音と、どこかで焚かれている甘いお香の香り。

風鈴のひとつひとつが、その日一日をそっと包み込むように優しく響きます。シルヴァは胸に両手をのせて静かに深呼吸。夕暮れの光の中、不思議と心の奥もぽかぽかあたたかくなっていくのを感じました。今日見つけた小さな幸せが、暮れていく空にそっと混ざっていくのが嬉しくて、しっぽがぴょんと小さく跳ねました。

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