08月20日 19:59 湖にうつる星月夜

ティレル湖のほとりに夜が少しずつ広がるころ、ミャオ・シルヴァはやわらかな草の上にそっと腰を下ろしました。湖は鏡のように静かで、ほんの少しの風が水面をなでていきます。

空には淡い星と、昇りたての透明な月。そのどちらも湖の水に映り、不思議な二重の夜空が広がっていました。ミャオはしっぽの先でそっと草をなぞりながら、しずかな涼しさに包まれて目を細めます。

遠くからは虫たちのかすかなささやきが聞こえてきます。時折、湖面を渡る風が彼女の銀色の髪と毛並みをそっと撫で、しっぽがくすぐったそうにふわりと揺れました。

「今夜は、星も月も湖もみんな一緒…。」ミャオは心の中でそう思い、小さな幸せを胸にしまいます。幻想的な湖畔の夜、すべてはやさしく調和して、静かな時が流れていきました。

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