商店が並ぶ月読通りには、夕暮れとともに淡い灯りがともり始めます。今日はぽつぽつと小雨が降り、猫耳が雨粒のリズムをやさしく受け止めていました。
ミャオ・シルヴァは通りの片隅に見つけた手作り雑貨の屋台で、そっと雨宿り。屋台の軒下からは、こぼれるようなランタンのあかりがしっとりと濡れた石畳を照らしています。雨の音が静かに耳に響いて、しっぽも心なしかふわりと落ち着いて揺れていました。
屋台の主人が淹れてくれた温かなハーブティーの香りに包まれながら、人通りがまばらな宵の通りを静かに眺めます。雨粒が傘に跳ねる音、ぽたりと落ちる雫、どこからか流れる優しい音楽。夜の始まりをやんわりと彩る小さな幸せが、このしっとりした空気の中でほろほろとあふれてきました。
「もう少しだけ、こうして雨音を聴いていたいな」。そんな気分で、ミャオは今夜もしばらく通りの雨に耳を澄ませていました。

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