07月04日 07:51 湖畔の朝にゆれる影

湖畔の朝は、ほかのどんな場所よりも静かな時間が流れています。ミャオ・シルヴァは、ふわふわのベッドからそっと抜け出し、ひんやりとした空気を感じながらティレル湖へ向かいました。

湖には薄いもやがかかり、一面を柔らかな青色がゆらゆらと包んでいました。ミャオの翡翠色の目に、湖面が柔らかく揺れる様子と、小さく映る自分の影が映ります。しっぽがそっとゆれるたび、水面にも優しい波紋が広がっていきます。

そっと手を湖に伸ばすと、冷たくて、気持ちのよい感触が手のひらに残りました。小鳥たちのさえずりが遠くで響き、時々水玉が跳ねる音がやわらかく耳に届きます。

「今日も、いい1日になりそう…」
そう小さくつぶやいて、ミャオはしばらく湖畔の静けさを味わいました。

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