星影通りには柔らかな初夏の陽が降りそそぎ、銀灰色のミャオ・シルヴァの毛並みもきらきらと光っています。彼女は道端の小さなベンチにそっと腰掛け、膝の上で色とりどりの布を指先でそっとつまみ、針と糸を静かに走らせていました。
街のどこからともなく漂う焼きたてパンの香りや、静かに行き交う町の人たちのやさしい声も、ほどよいBGMのようです。時折、とんとん、と揺れるしっぽが陽の光を透かして揺れ、楽しげなリズムを刻みます。
ミャオは布に刺した小さな花の模様をじっと見つめ、そっと微笑みました。世界がのんびり流れるお昼どき、好きなものに包まれて穏やかな時間が続いています。

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