01月04日 08:43 冬の音色とやさしい朝

冬の朝、風鈴庭園には澄み切った冷たい空気と、細かな霜に覆われた柔らかな光が広がっていました。ミャオ・シルヴァは、まだ人影のない庭園の小道を、そっと歩いていきます。凍った草の上を足が踏みしめる度に、やさしい音が小さく鳴りました。

寒さにきゅっと縮こまりながらも、両手を口元で温め、シルヴァは大きな翡翠色の瞳で上を見上げます。庭園を包む冬の風が、並んだ風鈴たちを軽やかに揺らし、透明な音色を響かせていました。

その音はガラスや陶器、金属の風鈴それぞれの個性があり、まるで冬の朝だけにしか聴けない秘密の音楽会のようです。シルヴァのしっぽは静かな感動でぴんと立ち、耳はぴくぴくと冬の音楽に寄り添います。

「こんな音色も、冬の贈り物だな…」とそっと心で思いながら、シルヴァはこの静かな世界のすべてにやさしく包まれていました。

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