10月31日 15:49 秋色のリボンとカボチャの飾り

街を歩くと、木枯らしがふわりと銀色の髪を揺らします。ルナ・ティレルの西側にある小さな雑貨屋は、今だけの特別な装いです。店先の棚には小さなカボチャや木の実のリース、ふわふわの毛糸玉が並び、ガラス窓が柔らかな光でにじみます。

ミャオ・シルヴァは、店の扉の前で耳をぴく、と動かしてから、秋色のリボンをひとつ手にとりました。リボンには小さな木の実とドングリがあしらわれ、指先でそっと撫でると、森の香りがふんわりと広がります。へえ、こんな色もあるんだ――しっぽが嬉しそうに揺れて、優しい気持ちが胸の奥に灯りました。

店主のおばあさんが微笑みかけてくれて、二人でカボチャの飾りについて少しおしゃべり。雑貨屋の前を通る風が、カランコロンとドアベルを揺らしました。ほんの短い時間でも、街の秋の優しさに包まれるのは、とても心地よいことなのです。

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