07月07日 21:06 星影と夜の小道

月読通りには、真珠色の灯りが暖かく灯り、小さな影が石畳をそっと伸びていました。

ミャオ・シルヴァは、涼やかな夜風にふわふわのしっぽを揺らしながら、静かに歩きます。薄雲ひとつない澄みきった夜空には、織姫星と彦星がきらりと瞬き、星座のかけらを探す楽しさが心を躍らせました。

路地の角を曲がると、どこからか風鈴の澄んだ音色が微かに流れてきます。ミャオは耳をぴくりと立てて、短冊に書かれた誰かの願い事に想いを馳せました。夜露に濡れた紫陽花が、月の光を帯びてほんのり青く輝いて見えます。

やわらかな闇の静寂に包まれながら、シルヴァは小さく深呼吸しました。今日は七夕。星にそっと小さな願いを託しながら、家路を選びます。

“きっと、良い夢が見られますように”

そんな気持ちを胸に、ミャオは灯りに導かれて歩き続けました。

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