07月22日 09:44 霧の丘の朝摘み

霧の丘は、夜明けの名残を感じる柔らかな光に包まれていました。ミャオ・シルヴァはふわふわのしっぽをそっとゆらしながら、手にしたカゴを大事に抱え、丘のしっとりとした野原を歩きます。

銀灰色の毛並みが朝の霧に溶けるように見えて、耳には緑のしずくが静かに落ちる音。足元には小さな朝露がきらきらと光り、冷たい空気が顔に心地よく触れます。

野いちごのほのかな甘い香りと、草の青い匂いがまじりあった空気。ひとつ、またひとつと赤い実を摘んでは、カゴにそっと入れていきました。

遠くで小鳥が鳴き、時おりしっぽが嬉しそうにぴょんと動きます。ミャオはその静けさとひんやりした朝を胸いっぱいに味わいながら、今日の一日がどんなふうに始まるのか、ほんのり期待に胸を高鳴らせていました。

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